足のニオイは靴の蒸れを疑った方がいい?夏でも快適に過ごすコツ

足のニオイは靴の蒸れを疑った方がいい?夏でも快適に過ごすコツ

夏場の外出は熱中症も気になりますが、それ以外にも気になるのが靴の蒸れ。通勤するだけで足がじめっとするから、会社に着いたら靴を履き替えるという人もいるのではないでしょうか。雨の日はさらに蒸れた感じがして不快感を覚える人もいるかもしれません。

今回は靴が蒸れる原因と、夏場に欠かせない足のニオイ対策について解説します。日常的にできることばかりですので、最後までご覧くださいね。

▼夏場に靴が蒸れる原因

・気温の高さ

夏場になると気温が上昇し、体は体温を調整するために自然と汗をかくようになります。特に足の裏は、手のひらと並んで汗腺が多い部位であり、足から出る汗はたった1日で約コップ1杯分といわれています。さらに、靴を履いていることで熱が逃げにくくなり、足裏の温度が上昇。これによって汗腺が刺激され、より多くの汗が分泌されるようになります。その結果、靴の中に湿気がこもり、蒸れやすくなるのです。

・通気性が低い

合皮やラバー、PA素材のように通気性の低い靴は、湿気や熱をうまく逃がすことができず、靴の中に熱がこもってしまいます。天然素材でもレザーのパンプスやスニーカーなど、見た目はきちんとしていても通気性が低く、夏場のお出かけには向いていません。TPOを優先して選んだ靴が、足のニオイ、水虫などの原因になることもあります。

・靴のサイズが小さい

サイズの合わない小さな靴を履いていると、足が圧迫されて通気性が悪化します。足が動かせない状態にあるため、汗をかきやすくなるのです。中敷きや内張りの素材に吸湿性の低いものが使われていると汗の吸収が間に合わず、蒸れが生じます。サイズの小さい靴をはき続けると、親指が「くの字」に変形する外反母趾や足の小指が内側に曲がる内反小趾に発展することもありますので、自分の足にフィットした靴を選ぶようにしましょう。

▼蒸れを放置するとどうなる?

靴を蒸れた状態で放置すると足のニオイの原因であるイソ吉草酸が発生します。汗や皮脂、アカが分解される際に発生するため、細菌や雑菌が繁殖しやすい靴の中は最高の環境といえます。さらに雑菌が繁殖すると皮膚に赤みやかゆみなどのトラブルが起こる可能性があります。

▼蒸れを防ぐ3つのポイント

・通気性の高い素材を選ぶ

蒸れの元となる湿気や熱がこもらないようにするためには湿気を外ににがせるアイテムがおすすめです。通勤シューズを選ぶときはゴアテックスがおすすめです。ゴアテックスはアウトドア用のウエアや防水シューズに採用されている素材で、靴内部の水分を効率よく放出する働きがあります。

スニーカーはメッシュのものやキャンバス素材を選ぶと蒸れが軽減されます。メッシュには小さな通気孔がたくさん空いているため、汗をかいたと同時に湿気を外に排出します。キャンバス素材は通気性に加えて、吸湿性が高いため、長時間の外出に重宝します。

・毎日同じ靴をはかない

たっぷり汗を吸い取った靴は翌朝までに乾きません。脱いでから完全に乾燥するまでに2、3日はかかるといわれています。蒸れるだけでなく、靴の劣化にもつながりますので、何足か用意してローテーションで履きましょう。

オフィスで大活躍のおすすめのデザインはフラットなバレエシューズです。甲が広くあいているため肌との接触が少なく快適に過ごせます。ストッキングを履きたくないときはくるぶしまでのシースルーソックスに合わせるときちんと感が演出できます。休日はストラップで調整できるサンダルで足を解放しましょう。適度に厚底のものを選ぶとアスファルトの熱から足を守ります。

・中敷きを工夫

蒸れるシーズンは通気性の高い靴を選ぶと同時に中敷きにもこだわりましょう。少しでも涼しく過ごしたいときはメッシュ素材がおすすめです。長時間の外出やスポーツには吸湿・速乾性のある素材が向いています。コルク素材のものは肌ざわりがよく、汗をかいてもべたつきにくい特徴があります。使い込むことで足にフィットするため、歩きやすさを重視する人に向いています。

蒸れとともに、ニオイ対策もしたいときは素材に炭が配合されたものを使用してください。炭はニオイの元となるアンモニアや汗臭を吸着する働きがあります。また、湿気を吸収して放出する性質もあるため、足の蒸れを抑えて快適さをキープします。靴の中がベタベタしにくいので、梅雨シーズンから長く使えます。

▼対策グッズ

足の蒸れは靴やインソールだけでなく、靴そのもののケアも大切です。靴の持ちやニオイ予防にもつながりますので、参考にしてください。

・帰宅時に除湿剤を使う

外出先から帰ったら、靴に除湿剤をセットしましょう。代表的なものはシリカゲルタイプです。靴の中のニオイや湿気を吸収するためカビの予防にもなります。繰り返し使えるものも多く経済的です。衛生面が気になる人向けには使い捨てタイプがあります。100円ショップで購入できて手軽に対策できます。

・靴用乾燥機でサッと乾かす

靴は毎日ローテーションで履くのがおすすめですが、できるだけ慣れたスニーカーや革靴で過ごしたい人は靴乾燥機でサッと乾かしましょう。温風式のものを使うとサッと乾きます。靴のニオイが気になるときは除菌消臭機能のあるものを選ぶと同時にケアできます。パンプスに対してはパイプ送風式を使うとつま先の狭い部分までまんべんなく乾かせます。

・ナノバブル発生装置・ビューティアクアでフットケア

いくら靴のケアをしても、足自体を清潔にしないと意味がありません。蒸れた足は通常より雑菌が繁殖しやすいため雑菌を洗い流すことが重要です。毛穴より小さなナノバブル水が菌のエサとなる足の角質や皮脂に密着して洗い流します。ナノバブル水の原料は水と空気ですので、ナイーブな肌にもご利用できます。洗浄力の高いボディソープを使うと荒れてしまう人にも安心です。

通気性のある靴と除湿グッズにナノバブル水をプラスして、快適に過ごしてくださいね。