梅雨時期になると、身体が重だるくて外出がおっくうに感じてしまう。それは雨のせいだと思われるかもしれませんが、この時期特有の湿気によって体内のバランスが乱れてむくみやだるさを引き起こしているケースがあります。今回は梅雨時期にむくむ理由と解決策をご紹介します。セルフケアも記載していますので、最後まで読んで参考にしてくださいね。
梅雨にむくみやすくなるのはなぜ?

1. 高湿度の影響
梅雨のシーズンは湿度が非常に高く、汗が蒸発しにくくなります。すると体温調整がうまくできず、体内の余分な水分や老廃ぶつが溜まりやすくなり、むくみを引き起こします。また、汗をかかないことで体の余分な水分を排出することが難しくなり結果としてむくみが生じるのです。
2. 気圧の低下
梅雨のシーズンは気圧が低下することが多く、これが血液循環やリンパの流れに影響を与えます。気圧が低下すると血管が広がり、血液や体液が下半身に溜まりやすくなるため身体全体がむくみ、だる重さを感じるようになります。
3. 塩分過多の食事
ジメジメした日が続くと体力が消耗しやすく、味付けの濃い食事を選びがちです。塩分を多く摂取すると、体は水分を保持しようとするため、むくみやすくなります。
4. 運動不足
むくみの原因となるリンパや老廃ぶつは筋肉のポンプで動いています。そのため、雨が続いて外出が減ると通常より運動不足になり、血液循環を悪化させてむくみを引き起こしてしまいます。
雨の日になると急にだるくなる。これは、なんとなくではなく、正当な理由があったのです。次にむくみを排出するヒントをお伝えします。
▼今日からできるむくみを排出するヒント
1.適切な水分補給

むくみが気になるときはいらないものを排出する飲み物を選びましょう。
- 黒豆茶
黒豆茶は黒豆を焙煎して作られたお茶で香ばしい味わいが特徴的です。カリウムの含有量が大麦の約18倍含まれており、体内の余分な水分を排出します。むくみのほか、血圧の調整や腎機能のサポートにも役立ち、健康志向の人に好まれています。
- ルイボスティー
ルイボスティーは、南アフリカ原産のお茶でカフェインを含まないため幅広い年齢層の人に親しまれています。カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分などのミネラルを含んでおり、余分な水分や老廃物を排出するなど身体の機能を整えます。
- はと麦茶
はと麦茶は、すっきりとした甘みが特徴的なお茶です。胃腸のケアにも役立ち、肌の状態を整える効果も期待できます。いうことなしのお茶ですが、イネ科のはと麦を焙煎して作るため、イネ科アレルギーの人は注意が必要です。
- とうもろこしのひげ茶
とうもろこしのひげを原料としたお茶で、甘くて香ばしい味わいがお酒に合うことから焼酎の割り材としても人気です。カリウムや食物繊維が豊富で、水分を排出する働きが高いことからむくみが気になるときに最適です。ただし、特定の薬との相性が悪いケースがありますので、服用中の薬がある人は医師に相談してください。
- 緑茶
緑茶は日本人には特に親しみのある、なくてはならない存在です。脂肪の吸収を抑えて代謝を促すことでむくみ解消に役立つとされています。しかし、カフェインが含まれているため、過剰に摂取すると不眠につながる場合もありますので飲みすぎないように気をつけましょう。
2.朝食の見直し

むくみに気づきやすいタイミングはズバリ朝です。前日の塩分や睡眠時の水分循環の影響で今日はむくんでいると感じやすいのです。だからといって、朝食を抜くのは逆効果。不安定な食事は心身のバランスを崩すことからおすすめできません。そこで最適な朝ご飯をピックアップしました。メニュー選びのヒントにしてくださいね。
- ヨーグルトバナナ
バナナはカリウムが豊富でむくみ予防に最適です。ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やして水分代謝にいい影響を与えます。良質なタンパク質も含まれているため、ダイエット中や体調を整えたいときに適しています。
- オールブランとフルーツのボウル
オールブランは小麦の外皮部分から作られ、食物繊維が豊富な食材です。腸内で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増やすことで便秘解消が期待できます。さらにカリウムが体内の塩分を排出する働きがあります。同じくカリウムが豊富なバナナ、キウイ、りんごをトッピングすると満腹感を得られながらむくみ対策ができます。
- きゅうりのサンドイッチ
きゅうりは水分が多く、カリウムも含まれているため、むくみ解消におすすめです。朝食は会社で食べる派の人はきゅうりとハムを使ったサンドイッチを選ぶとよいでしょう。脳の活動に必要不可欠な炭水化物とタンパク質も取り入れることができます。
3.シャワーヘッドでセルフケア

運動不足を解消するためにウォーキングをしましょうといっても、外は雨だし思うように出かけられませんよね。なにか器具を買っても気づけばオブジェになってしまうようなら、今あるものを使うのが一番です。ここではシャワーヘッドを使ったセルフマッサージをお伝えしますので今日からはじめてみてくださいね。
STEP1.身体全体を温める
38~40℃に設定した湯船に入りましょう。シャワーの場合はリンパ管が集まっている関節を中心に温めてください。
STEP2.鎖骨
むくみケアをするときは、シャワーヘッドを鎖骨にあててマッサージします。鎖骨にはリンパが最終的に流れつく鎖骨下静脈があり、この部分が詰まっていると流れが滞ってしまうからです。水流を鎖骨の内側から外側に向かって流しましょう。
STEP3.頭皮
シャワーヘッドを生え際から頭頂に向かって流すと、顔に溜まった老廃物や水分がスムーズになりむくみが軽減されます。また頭皮が柔らかくなることで、顔のたるみ解消にもつながり、すっきりとした印象を与えられます。
STEP4.ふくらはぎ
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、筋肉の収縮によって血液を心臓に戻す役割があり、足のむくみが気になるときに欠かせない部分です。ふくらはぎをマッサージするときは水流を強めに切り替えてリンパ節のある膝裏からスタートしましょう。次にシャワーヘッドを足首から膝に向かって刺激することで老廃ぶつが流れやすくなります。
STEP5.身体を洗う
毎日、お風呂に入って身体を洗うという行為も力加減や向きを意識すれば立派なマッサージになります。まず、リンパ節のある脇の下や膝裏、足の付け根を洗います。その次に手のひらでさするように下記の順番で身体を洗います。
順番)
- 耳の下から鎖骨
- 手首から脇の下
- お腹
- 足首から太ももの付け根
- 足の裏
すべての泡を洗い流したら完了です。これだけで大丈夫なのかなと物足りなく感じるかもしれませんが、リンパ管は髪の毛一本分の太さ。そのため手動でも十分サポートできます。むくみケアに活用してくださいね。
▼簡単むくみケアはナノバブルにおまかせ
むくみをより簡単に効率よくしたいときはナノバブル水を使いましょう。ナノバブルは直径1μm未満の非常に小さな気泡です。水中に長時間留まる特性を持ち、体が温まった状態をキープして血流を促し、いらないものを排出します。すぐにできることから取り入れて、今年はむくみレスな梅雨を過ごしてくださいね。