花粉症シーズンになると、肌が荒れやすい気がする。実はそれ、気のせいではありません。花粉といえばくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状が代表的ですが、肌にも大きな影響を及ぼすのです。
- 頬やおでこがかゆい
- 肌がかさつく
- 目や口のまわりがひりひり
- 化粧ノリがイマイチ
- いつもより赤みがある
それは花粉による肌荒れのサインかもしれません。この記事では花粉シーズンに肌が荒れる3つの原因とスキンケアのポイントを紹介しますのでチェックしてみてくださいね。
▼花粉シーズンに肌が荒れる3つの原因

1.バリア機能の低下
皮膚の1番外側にある角質層には、バリア機能が備わっています。このバリア機能は肌を乾燥から防ぐ働きとほこりや花粉のような外的刺激から肌を守る働きがあります。そのため、正常に働いていると、花粉などのアレルゲンが肌に付着しても大きな影響を受けることはありませんが、乾燥や外的刺激によってバリア機能が低下すると、花粉が肌に侵入しやすくなり、肌荒れを引き起こします。
2.アレルギー反応
バリア機能が低下した肌に花粉がつくと、体の免疫システムがそれを異物として認識しそれを防御するために反応を引き起こします。この反応により、かゆみや赤み、湿疹などの症状があらわれます。特に、スギやヒノキなどの花粉が飛散する春先は、肌が敏感になりやすく、これらの症状が悪化しやすい時期です。
3.天候の変化
春は昼夜の気温差が大きく、これが肌のバリア機能に影響を与えます。汗ばむような温かい日と肌が凍りつくような寒い日が交互に訪れることで、皮脂の分泌が過剰になったり、肌の水分が蒸発しやすくなったりします。ここに紫外線量の増加がプラスされると肌の乾燥が加速してバリア機能が低下します。そして肌が荒れやすくなるのです。
▼肌荒れ解消・スキンケアのポイント

1.肌をガードする
肌が荒れているときはノーメイクの方がいいような気がしますが、バリア機能を弱らせないため花粉から肌を守ることと、バリア機能を高めることを意識したメイクをしましょう。化粧下地やファンデーションは敏感肌に優しい酸化亜鉛フリーのものが好ましいです。酸化亜鉛は皮脂と混ざるとかたまる性質があり、それが酸化すると炎症につながることがあるからです。選ぶときは酸化亜鉛フリーの表記があるかどうか確認してください。
日焼け止めと化粧下地を別々に乗せると、肌にダブルで負担がかかるため、2in1のものをセレクトするとよいでしょう。SPF値とPA値の目安は通勤通学、少し買い物に行く程度だとSPF10〜20、PA+〜PA++。2~3時間の外出、軽い運動はSPF30〜40、PA++〜+++が目安です。
ファンデーション選びのコツはベースとなる肌が乾燥肌の場合はリキッドやクリームタイプ、クッションファンデーションが向いています。脂性肌に対しては、つけた瞬間にサラッとするリキッドファンデーションやパウダータイプにすると肌ストレスが軽減します。常にマスクが手放せない人はマスクにくっつかない成分が入っているものを選んでください。リキッドは清潔な手で塗布し、スポンジを使うタイプのものは1週間に1度洗って雑菌を防ぎましょう。
2.メイクをしっかり落とす
帰宅後の肌は花粉が付着しているため、そのままにしておくと炎症が出る可能性が。家に着いたら、すぐにメイクを落として清潔にすることが大切です。
クレンジング剤はクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。クリームタイプは水分と油分がバランスよく配合されており、必要以上に皮脂を落とさず、しっとりとした洗い上がりが特徴的です。ミルクタイプはマイルドな洗浄力を持ち、ナチュラルメイクやノーメイクの日に適しています。仕事の関係でアイメイクや口紅をしっかり塗っている人はポイントメイク落としを併用するときれいにメイクオフできます。
テクスチャーの次に注目したいのが成分です。アルコールや防腐剤は肌荒れを助長するため、低刺激処方、アルコールフリー、パラベン・香料無添加のような表示があるものを選びましょう。「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」というような表記があるものも◎です。ただし、個人差があるため、不安な方は使用前に少量をためして反応をみてください。
3.ていねいに保湿する
クレンジングして花粉を洗い流したらバリア機能を高めるためにスキンケアします。赤みがある場合は炎症をおさえるために冷やすことをおすすめします。コットンに精製水または軟水を浸したもので、3~5分パックすると赤みが落ちつきます。
化粧水でチェックするポイントは2つ。保湿成分と抗炎症成分が入っているかどうかが大切です。保湿成分の代表格はヒアルロン酸、セラミド、グリセリン。それぞれ、高い保湿力を持ち、肌の水分を保持する役割を果たします。
肌荒れを防ぐ成分はグリチルリチン酸ジカリウムです。甘草(カンゾウ)の根から抽出されたグリチルリチン酸を水に溶けやすく加工したもので、ヒスタミンの放出を抑制し、アレルギーによる肌トラブルを軽減します。敏感肌用の製品に多く含まれていますので、成分表記に注目してみてください。化粧水を塗るときにコットンを使うと肌に摩擦が生じますので、清潔な手でハンドプレスしましょう。
保湿剤はクリームタイプがおすすめです。肌が敏感なときはひんやりしたジェルの方が気持ちよく使えますが、蒸発するスピードが速いため肌が乾燥しやすくなるからです。しっかりしたテクスチャーのクリームで保湿してください。気をつけていてもヒリヒリするときは、皮膚科を受診し適切な処置をしてもらってくださいね。
▼プラスアルファの花粉対策

どんなに対策をしても肌荒れが起こりやすいときは花粉との接触を減らすことが最善です。特に花粉の飛散量が多くなる、雨の翌日や強風時には外出を控えるようにしましょう。
通勤、通学で物理的に難しいときは、自宅で花粉のついた服を室内に持ち込まないように工夫してください。ウールや天然素材のように花粉が付着しやすい生地はさけて、自宅についたらすぐに服を着替えてシャワーを浴びましょう。
特におすすめしたいのが、ナノバブルシャワーです。花粉よりはるかに小さな泡を含んだナノバブル水が毛穴のすみずみまで届き、プラスの電気を持つ花粉に付着し洗い流します。そのため、メイク汚れも軽い力でオフできます。
肌荒れ以外にもしっかり対策したい人にはナノバブル発生装置・ビューティアクアを使ってください。水道の根元につけるだけで家中まるごとナノバブルにできるアイテムですので、シャワーだけでなく、洗濯水や洗面所の水にもナノバブルが利用できます。
アレルギーで強い洗剤が使えない。部屋干しするからニオイのきつい洗剤は使いたくない。毛穴の奥までキレイにできたらと思うけどかゆみがあるから洗顔料は使えない。そんなお悩みを解決します。
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