古米っていつのお米?臭くなる原因とおいしく食べる5つの裏ワザ

古米っていつのお米?臭くなる原因とおいしく食べる5つの裏ワザ

長引く価格高騰で、注目を集めているコメ問題。スーパーをはしごしたけど買えない、安いと思って飛びついたら4kgサイズだったという具合に一喜一憂している方もいるのではないでしょうか。このようなことから令和の米騒動なんて言葉も出てきています。そんななかで出てきたのが「古米」です。通常よりは安いけれど、どういうものなのか分からなくて手が出せないという方に向けて、古米と新米のちがいや、おいしく食べる方法を提案いたします。家にあるもので古米が変身しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

▼古米とはいつのお米?

まず、新米とはどういうものかから紹介しましょう。新米の表示には食品表示法と米穀年度、2つの考え方が設けられています。

・食品表示法に基づく新米の定義

原則的に品質表示基準では「新米」の表示できないことになっていますが、例外として2つの点があげられています。

1.原料である玄米が生産された年の12月31日までに容器に入れられている。もしくは包装された玄米。

2.原料である玄米が生産された年の12月31日までに精白されて容器、もしくは包装された精米。

まとめますと収穫された年の12月31日までに包装された玄米、精米のことを「新米」と呼ばれています。

・米穀年度に基づく新米の定義

「米穀年度」というのは収穫時期に考慮した年度表示で食糧管理法に基づくルールです。年度を11月1日から翌年の10月31日としています。2025年の新米は2024年11月1日から2025年の10月31日に収穫されたものが該当します。

・古米とは

古米は一般的に収穫してから1年以上経過した米のことを指します。米穀年度に基づいている場合は収穫した翌年11月1日移行のものを「古米」とし、翌々年のものは「古古米」。さらに1年経過すると「古古古米」と呼ばれるようになります。

お米は野菜と同様に生鮮食品の扱いされているため、賞味期限の表記は不要です。その代わりに生産年や精米月日が表示されています。しかし、ブレンドされている米にはその表記がないため、いつのものか確認できません。自分で水分量をチェックするしか方法がないのです。

▼古米と新米のちがい

古米と新米の異なる部分は水分量です。古米は乾燥しているため、さわるとスカスカしています。そして酸化したものは白い粉が手につきます。新米は水分量が多いため、割ったときはモロモロ崩れますが、古米はパキッと割れるのも特徴のひとつです。

新米は炊き上げるとモチモチしていてお米の甘みが強いといわれますが、古米は乾燥している分、炊き上がりがパラパラしてあっさりしています。好みによっては古米の方が食べやすいという人もいることでしょう。

▼古米が臭くなる原因

古米を買ったらなんだか臭い。こんな話を耳にしたことがあるかもしれませんが、これはお米についた糠が酸化することによって発生します。そのため、精米してからの期間と保存方法が大きく関わってきます。

ニオイを最小限に抑えるためには、精米日の新しいものを購入し、できるだけ早く食べることが大切です。また、お米は新米、古米関係なく野菜と同じ生鮮食品なので、密閉容器にお米をうつして野菜室に保管しましょう。

気をつけているのにニオイが気になるときは炊飯器の手入れが不十分である可能性もあります。炊飯器に残った汚れに雑菌が繁殖しニオイを発生させるため、炊飯釜と一緒に内釜も洗うようにしましょう。釜の中はウェットティッシュでサッと拭くだけで清潔に保てます。少しの手間でニオイ予防できるので、ぜひ習慣化してくださいね。

▼古米をおいしく炊く方法

1.研ぐ

新米と古米のちがいは水分量、これを意識して炊けば古米も新米と同様、おいしく食べられます。古米は前述したとおり、通常より乾燥しているため研ぐときの力加減が重要です。手で米全体をすくうように研ぎましょう。

また、炊飯器の釜を使って研ぐと、釜を傷つけてしまうので、ザルとボウルを使うようにしましょう。ザルで研ぐと古い水を流して毎回きれいな水で洗えるため、酸化した白い粉も落としやすくなります。

2.浸水させる

古米は乾燥しているため、パサパサ感が出てしまいますが、新米と同じような水分量にするとふっくら炊き上がります。夏は30分、冬は1~2時間を目安に浸水しましょう。炊くときの水の量を通常よりも大さじ1杯多めにすると新米のような炊き上がりになります。

▼ちょっとひと手間、だけどおいしい5つの裏ワザ

ふっくら炊けたけど、やっぱりちょっとニオイが気になる。古米ならではの糠のニオイを軽減する場合は調味料を加えるだけで、ニオイが改善されます。

1.本みりん

米1合に対して、小さじ1杯の本みりんを加えましょう。米をツヤツヤにして古米のニオイを飛ばします。本みりんとみりん風調味料は原料が異なるため、似て非なるものです。大きなちがいはアルコールの含有量。本みりんのアルコール度数は約14%なのに対し、みりん風調味料は水あめでできているため、アルコール度数は1%未満です。

2.料理酒

お米の固さが気になるときは米1合に対して、大さじ1杯の料理酒を追加しましょう。本みりんは米にツヤ感を出すのに対して、料理酒はやわらかくする性質があります。やわらかめのご飯が好きな人は料理酒で調整するとよいでしょう。

3.はちみつ

お米を研いで目盛りまで水を入れたら、米1合に対して小さじ0.5杯のはちみつを入れて軽くまぜてスイッチを押しましょう。はちみつの香りは熱で飛ぶため、気になることはありません。お米の糖分が増しておいしく食べられます。

4.竹炭

ご飯の風味をよくしたいときは竹炭を入れましょう。古米独特のニオイや雑味を吸収しておいしく炊き上げます。さらに竹炭に含まれるミネラルが米となじむことで、味に深みが増し新米と遜色なく味わえます。

5.氷

炊飯器のスイッチを入れる直前に製氷機の氷を2個入れると、米の粘りが増します。モチモチご飯が好きな人はぜひトライしてみてください。古米をおにぎりにするとパサパサしてしまいますが、この方法でやれば時間が経ってもおいしくいただけます。

▼ナノバブル発生装置・ビューティアクアで古米をもっとおいしく!

古米は研ぎ方と浸水、炊き上がりの好みに合わせた調味料を加えることでおいしく食べることができます。しかし、忙しくてそんなに時間をかけられないときはナノバブル水にたよりましょう。

毛穴より小さなナノバブルが古米についた糠の白い粉を吸着して洗い流すため、水を研ぐ時間を短縮。水道代の節約にもつながります。洗うときに米の表面を傷つけないため、水分が浸透しやすく、浸水時間が少なくてもお米の水分量が上がり、ふっくら炊き上がります。ナノバブル発生装置・ビューティアクアで古米を手軽においしく変身させましょう。