毛穴が開くのは夏だけと思っていたら、冬でも毛穴の開きが気になると感じていませんか。汗をかく機会もへり、かさついて困っているのになぜだろうと思いますよね。この記事では冬でも毛穴が開く原因とすぐにできるメイク術とスキンケアをお伝えします。最後まで読んで、毛穴対策をはじめてくださいね。
毛穴が開く理由
冬なのに毛穴が開くのは皮脂の量が通常より多くなることや乾燥によって肌がたるむことが原因です。
・皮脂の過剰分泌
冬は空気が乾燥することにより肌が乾燥します。その乾燥から肌を守るために皮脂が過剰に分泌。この過剰な皮脂と角質とよばれる垢が混ざりあって毛穴を詰まらせ、酸化することで黒ずみの原因となり、結果的に毛穴が開いて見えます。
・乾燥によるたるみ
夏に浴びた紫外線は肌の弾力の元であるコラーゲンとエラスチンを破壊し、弾力を弱らせ顔のたるみにつながります。その影響をうけると顔全体がたるみ、毛穴も下がってしまうのです。さわるとざらつきはないのに、しずく状の毛穴が広がっている場合は肌の弾力が低下している状態です。
明日からできる毛穴カバー
毛穴レスになりたいと思ったら、スポンジにファンデーションをベタベタつけて顔全体に塗りがちですが、それでは逆効果。薄めに仕上がるよう顔の中央から外にむかってポンポンと軽くなじませるようにしましょう。リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使ったときは最後にパウダーをのせると毛穴が目立ちません。
毛穴をしっかり隠したい場合は、ポアプライマーを使いましょう。ポアプライマーのポアは英語で毛穴を意味し、毛穴をカバーすることに特化した化粧品です。肌のでこぼこをなめらかに整え毛穴レスを実現するためのアイテムです。化粧下地の機能を持つものと下地とは別に使用するもの、部分的にカバーするものなどさまざまな種類があります。
ポアプライマーを選ぶポイント
ポアプライマーは何を買えばいいのか悩むほど、種類が豊富です。そこで、抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
1.崩れにくさ
数ある化粧品の中で選ぶポイントは崩れにくさです。皮脂の過剰分泌が原因で毛穴が詰まっている場合、皮脂とファンデーションが混ざってテカリ、べたつきが生じます。そこで皮脂やテカリを軽減するタイプのポアプライマーを選びましょう。皮脂吸着パウダーが含まれた製品がおすすめです。代表的な成分にはマイカ、ヒドロキシアパタイト、酸化亜鉛、水添レシチン、ジメチコン、シリカなどが挙げられます。パッケージには皮脂崩れ、テカリ防止、化粧持ちアップ、つるんとなめらか、毛穴レスというように製品の特徴が記載されていますので、肌悩みに当てはまるものを選びましょう。
2.塗りやすさ
ポアプライマーはいろいろなテクスチャーがそろっています。リキッド、クリーム、バーム、ジェル、ムースなど好みで選べるところも魅力的です。塗りやすさを重視する人はリキッドやクリーム系を使いましょう。この2種類は色がついているものもありますので、とくに黒ずみを隠したいと感じるときに役立ちます。べたつき、テカリを軽減したい人はジェルタイプを使ってください。肌にのせた瞬間にサラッと感が広がります。バームは色味がないものがほとんどですので、ファンデーションの色をいかしたい人にぴったりです。ムースタイプはふわっと軽く、肌につけ心地が特徴です。しかし、伸びが悪いため、広い範囲には不向き。部分使いを得意としています。
3.使いやすさ
毎日使うアイテムですので、パッケージの形状も選ぶ上で重要なポイントです。職場や旅行先で使用する場合はポーチに入るサイズのものを選びましょう。最後まできれいに使い切りたい人にはジャータイプが向いています。しかし、量の調整がしづらいと感じる人は調整しやすいチューブタイプにしましょう。手で取るのは不衛生かもしれないと気になる人はスパチュラや豆さじを使ってください。部分的ではなく広範囲に使用する場合はプッシュ式がおすすめです。容器と同じように気をつけたいのが香りです。単体で嗅ぐと華やかな香りでも、他の化粧品と混ざると不快な香りに変化することも。いいなと思うものが2つあって、どちらかに絞るのが難しい場合は香りも購入時の参考にしてください。
ポアプライマーを塗るのはどのタイミング?
毛穴の開きをサッと隠したいときに役立つポアプライマーですが、一体どのタイミングに塗ればいいのか迷ってしまうかもしれません。
基本的には化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め→ポアプライマー→化粧下地→ファンデーションの順に塗ります。しかし、なかには日焼け止めや化粧下地と一体型になっているものもあるでしょう。その場合はクリームのあとに塗ってください。製品によって異なるケースもありますので、パッケージで確認することをおすすめします。
毛穴は治る?
「毛穴を治したい」「毛穴を消したい」会話上でついつい口にする言葉だと思いますが、メイクで目立たなくすることは可能でも、毛穴を完全になくすことは皮膚の構造上不可能です。しかし、毛穴の開きの原因となる皮脂の過剰分泌やたるみ対策をすることは可能です。ここではいつものスキンケアを少し変えるだけでできる毛穴ケアを紹介します。
1.ディープクレンジング
黒ずみ毛穴は古くなった皮脂と角質の酸化が原因です。そのため、酸化する前にきちんと取り除くことが大切です。まずは週に1度、酵素洗顔をしましょう。なぜなら、角質はケラチンというタンパク質で構成されているからです。洗顔で使われている酵素はタンパク質や脂肪を分解する働きがあるため、毛穴を清潔な状態に導きます。皮脂をメインに落としたいときは脂肪分解酵素(リパーゼ)、黒ずみが気になるときはたんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)が配合されているものを選びましょう。
2.ナノバブルでデイリーケア
定期的にディープクレンジングをするのが難しい人は、毎日の洗顔をていねいにしてください。意識することは毛穴の汚れはクリーンにしつつ、皮脂を落としすぎないようにすることです。洗顔料を泡立ててやさしく洗っているのに、肌がつっぱる人は要注意。肌に必要なうるおいまでながしている可能性があります。加減が分からないときはナノバブル水で洗うことをおすすめします。ナノバブルは微細な泡が肌のすみずみに入り込み汚れを吸着し洗い流します。そのため、スキンケア成分が入りやすくなり肌にうるおいを与えます。
3.開き毛穴に特化したスキンケア
洗顔でクリアにしたあとはしっかり保湿しましょう。しかし、やみくもにするのはNG。肌が求める成分をチャージします。開き毛穴に使いたいのはヒアルロン酸、セラミド、ビタミンA、B3、C、Eの6種類です。ヒアルロン酸は肌をみずみずしくキープし、セラミドは肌のバリア機能を高めます。ビタミンAはレチノールとも呼ばれ、コラーゲンの生成を促し、肌の弾力を向上させます。肌にとってうれしい成分ですが、状態によっては刺激を伴うため注意が必要です。ビタミンB3は肌の保湿力を強化する成分です。ビタミンCは抗酸化の働きがあり、コラーゲンの合成を促して、肌の弾力をアップさせるのを得意としています。ビタミンEは皮脂の酸化を防ぎバリア機能をキープするため、黒ずみケアに最適です。
冬なのに、なぜか毛穴が目立つと感じたら、ファンデーションの塗り方を工夫してください。それでも気になる場合はポアプライマーを使いましょう。しかし、メイクでは根本的な解決にはなりません。ていねいなスキンケアも同時に実践して、毛穴トラブルの少ない肌を目指してくださいね。