第一印象をよくするためにメイクには力をいれるけれど、髪は乾かすだけで満足していませんか。髪は顔より広い範囲をしめるため、顔以上に視覚的な影響を与えやすい部分ですので、手入れの行き届いた髪は清潔感や信頼感につながります。そこで重要なのが髪のツヤです。本記事では髪がパサついてしまう原因とツヤ髪を作る方法を紹介します。最後まで読んで、髪をキープするコツをチェックしてくださいね。
▼ツヤ髪ってどういう状態?

ツヤ髪とは、髪の毛にあたった光が反射している状態を指します。髪の表面が整っていれば蛍光灯の光でもきれいに反射し、頭部に光の輪がみられます。具体的な特徴は下記の3つです。
1.キューティクルが整っている
キューティクルは髪の表面にあるうろこ状の層で外部からのダメージを守り、水分や栄養を保つために欠かせない存在です。硬い髪ではおよそ7~10枚、やわらかい髪ではおよそ3~5枚が重なっています。この層が整っている髪に光があたると、均一に反射して髪にツヤをもたらします。
2.髪の流れがそろっている
キューティクルが整っているだけではツヤ髪にはなりません。光を均一に反射させるためには髪の流れがそろっているかどうかもポイントになります。ていねいにブラッシングされた髪には天使の輪と呼ばれる光の輪があらわれ、若々しい印象を与えます。
3.まとまりがある
ツヤ髪はドライヤーをするときに髪の毛がからまりにくく、乾燥してもまとまりやすい特徴があります。雨の日でも湿気で髪が広がったり、ぺたっとしたりすることもなく、扱いやすいので、天候に左右されず好きなスタイリングでおでかけできます。
▼ツヤ髪をキープできない原因

・髪を自然乾燥させる
ドライヤーの熱で髪がダメージを受けないように自然乾燥している人もいるかもしれませんが、シャンプーのあとの髪はキューティクルが開いているため、通常よりもダメージを受けやすい状態にあります。完全に乾いていない状態で寝ると、髪が枕にこすれてキューティクルが傷んでしまうため、サッと乾かすようにしましょう。
・ウェットな髪にアイロンをする
うねった髪をまっすぐにするために欠かせないヘアアイロン。どうせ熱で髪が温まるからと思って濡れた髪に使用するのは逆効果です。まっすぐになってツヤが出たような印象を受けますが、高熱によってキューティクルの水分が蒸発し、層の損傷につながります。濡れた髪に60度の熱を加えるとたんぱく質が変性するともいわれていますので気をつけてください。
・カラーやブリーチの頻度が高い
カラーやブリーチ剤にはアルカリ性の成分が含まれているため頻繁に行うとキューティクルに傷がつきます。そして、髪内部の水分や栄養素が逃げ出しやすくなり、ツヤ感が失われてしまいます。カラーやブリーチをするときはキューティクルのダメージをカバーするようなトリートメントもセットで行うようにしましょう。
・年齢によるもの
年齢を重ねるとともに髪のたんぱく質が不足し、うねりが生じるケースがあります。たんぱく質には水になじみやすい親水性たんぱく質となじみにくい疎水性たんぱく質の2種類がありますが、年齢とともに疎水性たんぱく質が増えてしまうのです。そして髪内部にうまれる空洞がうねりとしてあらわれ、光が反射しづらい髪になってしまいます。
・紫外線の蓄積
キューティクルにはMEAという脂質が含まれており、ドライヤーの熱やブラシによる摩擦から髪を守る働きがあります。これらが紫外線の影響によって減少するとキューティクル同士の結びつきが弱まり、ちょっとした摩擦で剥がれやすくなるという現象が起こります。ツヤ髪をキープしたい場合は紫外線ケアもしっかりしてくださいね。
▼誰でもツヤ髪になれる8つのポイント

1.ていねいなブラッシング
うねりやまとまりづらさは髪のパサつきにつながります。全体の流れがよくなるように1日4回を目安にブラッシングしましょう。また、頭皮から出る皮脂は悪いもののように感じられますが、髪にとって天然のトリートメント剤の役割も果たします。ブラッシング時に皮脂が髪に広がることでまとまりやすい髪に近づきます。
2.やさしくシャンプーする
濡れた髪はキューティクルがひらき、非常に負担がかかりやすい状態です。お湯の温度は38~40度に設定して、シャンプーの前に予洗いしましょう。シャンプーは少ない方が髪にやさしいイメージがありますが、少なすぎると洗浄力が弱く汚れが落としきれない可能性もあります。ショートヘアの場合は1プッシュ半、ミディアムヘアは2プッシュ、ロングヘアは3プッシュを目安にしてください。頭皮に爪を立てると肌が傷つくため、指の腹でていねいに洗うように心がけましょう。
3.髪質に合ったシャンプーを選ぶ
髪の毛も年齢や環境とともに変化します。そのため、いつも同じシャンプーを使うのはNG。髪の悩みにあった成分が含まれているかどうかチェックするのが大切です。ツヤ髪を目指したいときはアミノ酸系のシャンプーを選んでください。弱酸性で髪や頭皮にやさしく、しっとりとした洗い上がりが特徴的です。パサつきや乾燥、うねりといった悩みを解消します。
4.ドライヤーを適切に使う
ドライヤーで乾かすときに気をつけることは温度です。ドライヤーに温風と冷風が交互に出る設定がある場合はそれを使って乾かしましょう。通常のドライヤーを使っている場合は髪から少し話して使うようにするとよいでしょう。全体の8割乾いた段階で冷風にするとキューティクルが閉じ、髪全体にツヤ感があらわれます。
5.紫外線ケアをする
キューティクルに含まれるMEAを守るために1年を通して紫外線から守ることが大切です。外出時には帽子や日傘を忘れないようにしてください。セットした髪を崩したくないときはスプレータイプの日焼け止めをつけて、髪と頭皮を紫外線からシャットダウンしましょう。UV成分の入ったヘアケア剤を使うのもおすすめです。
6.ヘアミルクとオイルで保湿する
手っ取り早くツヤ髪を演出したい場合は、ヘアミルクとオイルでうるおいのあるツヤ髪を作りましょう。ヘアミルクは軽いテクスチャーで髪の細い人に向いています。手触りがよく、さらっとしたツヤ髪が期待できます。オイルはテクスチャーが重く、髪が広がりやすくてまとまりづらい人や硬い髪の人に向いています。しっかり保湿するため、すぐにツヤ感を出したいときに使ってください。
7.ヘアアイロン用のスタイリング剤を使う
ヘアアイロンはとても便利ですが、髪に直接熱を与えるためそれなりのダメージが加わります。それを軽減するためには髪の表面を保護する成分が含まれたヘアアイロン用のスタイリング剤を使いましょう。ヒートプロテクト成分やシルクプロテイン、加水分解ケラチンと記載されているものを選ぶと熱の侵入を防ぎます。
8.ナノバブル発生装置・ビューティアクアで髪質改善
ツヤ髪に育てるにはナノバブル水でのお手入れがおすすめです。毛穴より小さなナノバブル水が毛穴汚れ、シャンプーやスタイリング剤のすすぎ残しを浮きあがらせて洗い流し、頭皮環境を清潔に保ちます。さらにマイナス電荷を持つナノバブルがプラス電荷を持つ髪の表面に吸着して、うるおいをもたらします。そしてうねり、まとまり、パサつきといった悩みを改善し、健康的なツヤ髪を作り出します。
できることから一つずつ実践して、スタイリングしやすいツヤ髪を手に入れましょう。最初は大変でも結果が出てくるとだんだんと楽しくなっていくものです。髪の変化を楽しみながらツヤ髪を育ててください。