ナノバブルで煮物を作ると味がしみこみやすいについて考えてみた

ナノバブルで煮物を作ると味がしみこみやすいについて考えてみた

こんにちは、ビューティアクアのコラム担当者です。先日、ビューティアクアを設置したお客さまから「ナノバブルにしてから煮物の味が染みこみやすくなった気がする」という声をいただきました。それは、気のせいではありません。大手そばチェーンでは出汁の素材や原料は変えず、通常の水とナノバブル水を使った分析が第三者によって行われました。その結果を確認すると、通常よりもうまみやコクの数値が上がったとのことです。それではなぜ、味が染みやすいといわれるのか、考えられることをお伝えしたいと思います。

▼ナノバブル水を使うと味が染みやすいといわれるのはなぜ?

・考察① マイナス電荷に吸着

ナノバブルはプラスの電荷を持ち、マイナスのものを吸着する働きがあります。そこで考えられることは、野菜にコーティングされたナノバブル水が調味料にくっつくことにより、煮物に味がつきやすくなるということです。

・考察② 沸騰しても気泡がつぶれない

煮物は冷めていくのと同時に味がしみこんでいきますが、ナノバブルは沸騰しても気泡はそのまま。泡がつぶれないので、煮えている時点で味が浸透します。ですので、短い時間でもしっかりとした味を感じられます。さらに少ない調味料と時間で済むため、節約と時短が実現できます。早く料理ができた分、おうちでゆっくり過ごせますね。

・考察③ 調味料を野菜の奥まで運ぶ

ナノバブルを洗濯に使う場合、繊維より小さなナノバブル水が服のすみずみまで行き渡り、汚れを吸着して洗い流すといいますが、煮物にも同じことがいえます。ナノバブルが野菜の奥まで調味料を運び、味をしっかり染みこませていることが考えられます。

▼もっと染みこみやすくする3つのポイント

1.食材に工夫

食材に隠し包丁をいれましょう。隠し包丁とは食材に切り込みをいれることです。大根は切ったあとに十字の切れ目をいれると染みこみやすくなります。なすは身の部分は柔らかいのですが皮の部分はかたく、味がしみこみづらいため5mm間隔で切り込みをいれましょう。力いっぱいすると、下まで切ってしまうので注意してくださいね。おでんや筑前煮にかかせないこんにゃくも味が染みこむのに時間のかかる食材です。3mm間隔で格子状に切り込みをいれましょう。そうすると箸で持ったときにもすべりにくくなります。

2.レンジで加熱

火の通りにくいものは電子レンジで加熱しましょう。電子レンジは食材そのものが持つ水分を用いて加熱して芯から柔らかくする働きがあります。また、加熱力が高いのでレンコンやたけのこ、大根のような野菜の下処理に向いています。ただ、やりすぎると煮崩れをおこしてしまいますので、600wの電子レンジの場合、100gの食材に対して2分加熱というように覚えておくと便利です。ターンテーブルのあるものは、テーブルのフチに食材を置くようにし、ないものは中央に置くようにするとまんべんなく火が通ります。

3.落とし蓋をする。

時短しながら味を均一に仕上げたいときは、落とし蓋を活用しましょう。落とし蓋をするメリットは食材や煮汁から出る水分の蒸発を防いで味が煮詰まらないようにすることです。他には肉の臭みやアクを取るといった効果もあります。落とし蓋がない場合はキッチンにあるクッキングシート、アルミホイルで代用できます。アルミホイルを使う場合は、食材に含まれる酸やアルカリによって溶ける可能性があるため、長時間かぶせたままにしないようにしましょう。

もうひと手間加えて、ナノバブル水で作る煮物を一層おいしくしてくださいね。

▼ナノバブル水で煮物以外もおいしく

ナノバブルライフを送っている筆者が水道水とはちがうなと感じることを紹介します。

 1.お米

お米に関しては米を研ぐところから違いを感じています。それはとぎ汁の濃さです。一度、水につけるだけで、米についたぬかが洗い流されるため、とぎ汁が白濁になります。2回目からはうっすら白く、通常より研ぐ回数が少なく済みます。そして炊き上がりはふっくら、ツヤツヤでおいしくできます。それは炊飯器がいいんじゃないの? と思われてしまうかもしれませんが、ナノバブルと水道水で炊く違いはおにぎりにしたときに分かります。冷えた状態でもかたくならずツヤツヤ感もそのままなので、温めなくてもおいしくいただけます。

2.水出し麦茶

ポットに水道水をいれて、そのまま麦茶をいれると水出しに時間がかかる上、煮出したときより薄くなるイメージがあるので、ナノバブルに変えてからも煮出すようにしていました。ある日、暑すぎる上に疲れてしまったときがあり、味は薄くなってしまうけど、水出しにしようと作ってみてびっくり。2時間後には濃い麦茶が出来上がっていたのです。飲んでみるとしっかり濃くて、味もばっちり。この日からすっかり水出し派になりました。汗をかきながら煮出さなくてもいいですし、費用もお茶パックと水道代だけでOK。光熱費の節約にもつながりました。

3.昆布だし

昆布で取った出汁で鍋をしたいなぁと思っても、出汁を煮出して取るのはなかなか難しいものです。火にかける前に30分ほど水につける必要があり、それをいい火加減で煮出しながら沸騰直前に取り出すなど、忙しい人には向いていません。では、水出しでやってみようとふたつきの容器に昆布と水をいれて一晩以上冷蔵庫でねかせたところ、うまみの引き立つ出汁が抽出できました。水もクリアで見た目もよく、自宅で本格派の鍋が食べられたのはいうまでもありません。市販ではなく天然の味を楽しみたい方はぜひ一度、お試しくださいね。

今回は「ナノバブルにしてから煮物の味が染みこみやすくなった気がする」という声をもとに、考えられることをピックアップしました。さらに食材に工夫をしたり、レンジや落とし蓋をしたりすることでおいしい煮物ができます。ナノバブルでお料理も時短してくださいね。