節水に取り組みたい方必見!今すぐできる節水方法と便利グッズを紹介

節水に取り組みたい方必見!今すぐできる節水方法と便利グッズを紹介

テレビから聞こえてくる値上げラッシュの声。下がる気配のない物価高から暮らしを守るためには、小さなことから取り組む節約が大切。そこで、今回は今すぐ取り組める節水方法をお伝えします。


▼今すぐできる節水アクション

東京都水道局によると、一人が1日に使用する水量の平均は214リットル。1分間に流れる水の量は約12リットルと発表されています。1分間に2リットルのペットボトル6本分を流していると考えると、結構な量だと感じますね。しかし、少しの工夫で大きく節水できるのが水道代。ポイントを押さえて節水上手になりましょう。

1.歯磨きをするときはコップを使う

歯磨きをするときは蛇口から水を流しっぱなしにせず、コップに入れた水で口をゆすぐようにしましょう。普段30秒ほど要している人は6リットルの節約になります。1カップ=0.2リットルを使用するとしたらその差は歴然ですね。

また、口をゆすぎながら顔のエクササイズができるのはご存知ですか?顔のエクササイズをしたい人は高速うがいをしてみましょう。高速うがいとは口を「う」の形にしながらぶくぶくうがいをする方法です。

口に水を含ませたら、頬の上下左右に水を動かしてください。口元のたるみやほうれい線に関わる筋肉が鍛えられ、小顔が期待できます。節水と顔のエクササイズができて一石二鳥。今日から取り入れてみてくださいね。

2. 野菜はため洗いがマスト

野菜を洗う目的は表面についた土や泥汚れ、虫などを洗い流すために行います。そのため、水をジャーッと流しながら洗うと大量の水を使用する割にすみずみまで洗えていないことも。まずは大きな桶や鍋に水をはって洗いましょう。

気をつけたいことは野菜ごとに洗い方が異なることです。じゃがいもやごぼうなどの根菜類はくぼみに泥がたまりやすいので注意が必要です。手で落としきれない場合はスポンジやたわしで軽くこすりながら洗いましょう。

トマト、きゅうり、ピーマンなどの果菜類は生で食べる機会が多いため、ていねいに洗ってください。トマトのヘタのまわりは土がつきやすいので、洗う前にヘタをとると洗いやすくなります。キャベツやレタスは葉菜類と呼ばれ、たっぷりの水に葉をつけて土を洗い流します。それぞれの特徴に合わせて洗ってみてくださいね。

3.お米や野菜を洗った水は捨てない

5分間水を流す場合はなんと60リットルの水を使用します。60リットルの洗濯槽1杯分だと思うとその量に驚きますよね。食器を洗うときは野菜を洗ったときの水や米のとぎ汁を再利用しましょう。パスタやうどんのゆで汁も同様に使用できます。

米のとぎ汁やパスタやうどんのゆで汁にはサポニンと言われる天然の界面活性剤が含まれています。水と油にくっつきやすい性質を持ち、食器の油分を包み込んで洗い流しやすくするのです。ていねいに予洗いすることで食器洗い用洗剤の節約もできますので、ゆで汁が出てもすぐに捨てず有効活用してくださいね。

ゆで汁が熱いうちに排水口にかけて歯ブラシでゴシゴシするのもおすすめです。お湯の温度で気になるぬめりや黒ずみ、油汚れが落としやすくなって掃除がラクになるのでお試しください。

4.お風呂の残り湯を洗濯などに再利用

一般的な家庭で浴槽にお湯をはる場合、200リットルの水が使われています。毎日湯船に入る家庭では365日かける200リットルで年間使用料は73,000リットルになります。この半分にあたる100リットルの残り湯を他の場所で利用するだけでも節水につながります。

お風呂の残り湯を洗濯に使うときは「洗い」のときに使うといいでしょう。再利用するときのコツはお湯が温かいうちに使うこと。そうすると衣類についた皮脂汚れが落ちやすく、洗い上がりに期待できます。「すすぎ」は通常の水を使うと衛生的です。

洗濯で節水したいときは回数にも気をつけてください。汚れ物が出たらその都度やるのではなく、まとめて洗うようにしましょう。すすぎを2回している場合は1回のすすぎで大丈夫な洗剤を使うなど工夫してください。

5.ガーデニングや洗車にも残り湯を使う

意外とたくさんの水を使用するのが、庭の水撒きやガーデニング、洗車です。夏は朝夕2回、水やりをしている人にとってはかなり節水ができます。ただし、お湯が熱いままだったり、入浴剤が含まれたりしていると植物を枯らす原因になるので注意が必要です。お湯の温度や何も入っていないことを確かめて散水してくださいね。

ガソリンスタンドや洗車場で洗車をするとコスパが悪いため、自分でやると節約になると思われているかも知れません。しかし、実際にやってみると大量の水を使っていることに気付くものです。そこで使用したいのがお風呂の残り湯です。洗車しているところまで運ぶのは大変なので、ボディについたホコリや泥を落とすときに使うだけでも充分節水できます。


▼やっちゃだめ、NGアクション

トイレの水がもったいないからといってタンク内にペットボトルを入れて水かさを増やすのはやめてください。なんらかの振動でペットボトルがずれるとタンク内の部品を壊す可能性があるからです。知らない間に壊れ、水漏れにつながる場合もあるので避けましょう。また、トイレの水量は下水管までスムーズに流れることを想定して設計されています。節水したはずが、トラブルになり大きな出費になってしまったということにならないように気をつけてくださいね。

▼節水アクションを助けるおすすめグッズ

・風呂水ポンプ

お風呂の残り湯を洗濯に使うときに役立つのが風呂水ポンプです。水をスムーズにくみ上げて手間を省けます。選び方のポイントは何分で何リットル汲み上げられるか、ホースとコンセントの長さです。買ってから長さが足りないなど慌てないように事前にキチンと計りましょう。洗濯に必要な水量が入ると自動で止まるセンサーがついているものもあります。入れている間に他の家事ができて大変便利です。

・節水コマ

自分は節水しようと気をつけているのに、家族は気にせずジャブジャブ使ってしまう。そんなときは水量を調整する「節水コマ」を取り付けましょう。蛇口を開く度合いによっては最大50%の節水効果があります。住んでいる地域によっては無料配布しているところもあります。自宅の蛇口に対応するかどうかを調べて、問い合わせてみるのもいいでしょう。

・Beauty Aqua

「節水はしたいけど、ひとつずつ取り組むのは面倒…」そんなあなたには、ナノバブル発生装置「ビューティアクア」がおすすめです。ビューティアクアは水道管の根元に設置するので、家じゅう全ての水がナノバブル化します。

毛穴より小さな泡が汚れを流しやすくするため、食器をすすぐ際の泡切れがスムーズになり、ストレスフリー。泡切れが良いと、汚れを少ない水で落とせるようになるため、節水はもちろん、洗剤の節約につながります。シャワーヘッド、洗濯機、キッチンなど、場所ごとにナノバブル発生装置をつける手間もいりません。揃えるものはビューティアクアひとつでいいので、とっても経済的です。


節水は水道代を節約するだけのイメージがあるかも知れませんが、実は節電にも効果的です。なぜなら、電気が私たちの元に届くまでに大量の電気が使われているからです。川から汲み上げた水が浄水場に行き、各家庭へつながります。使用後の水は下水で処理され、自然界へ。これらすべての過程で電気が使われているのです。できるところから取り組んで、家計と地球を守る暮らしを実現しましょう。