注文住宅にいらない設備といる設備どう選ぶ?後悔しないポイント解説

注文住宅にいらない設備といる設備どう選ぶ?後悔しないポイント解説

注文住宅を計画したときにどこまでやればいいのか悩むことのひとつが設備です。限られた予算の中で、やっぱりいらなかったと後悔する前に知っておきたい、いらない設備、いる設備をお伝えします。

▼いらない設備

・食器洗い乾燥機

建売住宅では標準装備されていることの多い食器洗い乾燥機。「寒い日に食器を洗う手間がなくなった」「食器を拭かなくていいからラク」「手が荒れないからうれしい」という声の一方で、「家族が増えて、食器が全部入りきらない」「節水になるのかもしれないけど、終わるまでに時間がかかる」「食洗機のパワーで食器が欠ける」このような声もあります。

  • 1回でどれくらいの量の食器を洗うか
  • 食洗機対応の食器はどれくらいか
  • 食器を洗うタイミングは何回あるか

自分たちのライフスタイルにあっているのか確認しましょう。

・多機能・浄水器付き水栓

手が汚れているときでも、かざすだけで水がでるタッチレス水栓は水を出しっぱなしにすることがなくなるため、節水につながるといわれ人気の設備です。見た目もスタイリッシュで導入も増えていますが、後悔するポイントもあります。

それはセンサーが鈍くて反応しないときがあることです。忙しいときに何度もセンサーに触れるのがプチストレスにつながるときがあれば、感度が高すぎて少し触れただけで水が流れてしまい、節約にならないというときもあります。また、少量の水を出すのが難しいため、料理でちょっと使いたいときに不便です。停電になると使えないケースもあるので、本当に必要かどうか検討する必要があります。

・広い浴槽

マンション歴が長くなると、どうしても大きな浴槽に憧れるもの。自分の家を建てるときは広い浴槽を作ってゆっくりお風呂にはいりたい。そんな夢をかなえるために、理想的な浴槽を取り付けてもいいことばかりではありません。まず、お湯を沸かすのに、水道とガス代。オール電化の場合は電気代がかさみます。それらを節約するために、湯船にはいる回数を減らすのは本末転倒ですね。

また、温度が下がりやすいというデメリットもあります。家族が多い場合は追い炊きが必要になり、出費が気になるところです。若いときは掃除も苦痛じゃなかったけど、年をとるとそれもおっくうになり、結局シャワーしか使っていない。そんな風にならないように考慮しましょう。

・浴室乾燥機

浴室乾燥機は乾燥、換気、暖房、冷房、4つの機能があります。梅雨でも気候に左右されず、好きなときに干せて快適。暑い時期は熱中症解消、寒い時期はヒートショックの不安が取り除けます。さらに部屋干し臭の軽減やカビ防止にもなるため、清潔感をキープしたい人に最適です。

とても便利な設備ですが、家族の多い家庭には向いていません。洗濯物を浴室内に干すため、スペースに限りがあるからです。服同士の間隔が小さくなると、乾きにくくなり、お風呂にはいりたいのに洗濯物があるから入れないなんてことも生じます。コストに関しては1回3時間の使用で約100円の光熱費が発生します。毎日1回使えば3000円。特別な理由がない人には高く感じられるかもしれません。

・タンクレストイレ

タンクレストイレはタンク式のトイレに比べてコンパクトで、タンクがない分トイレ内がスタイリッシュになります。最新のデザインのものはデコボコが少ないので汚れやホコリもたまりにくく、掃除が簡単という特長があります。

しかし、タンクレストイレは電気によってバルブを開閉して水を流すため、停電時にはオート機能が使用できません。非常時は電池や手動で水を流す必要があるのです。また、タンク式のように手洗いがないため、トイレ用の手洗いカウンターを別途設置しなくてはなりません。安く済ませるはずがかえって費用がかかってしまうこともありますので、注意してくださいね。

▼つけてよかった設備

・IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは火を使わないので、火災やガスもれの心配がありません。安全性が高いため、小さな子どもがいる家庭、高齢者がいる家庭、どちらからも好まれています。表面がフラットで、汚れても拭くだけで大丈夫ですので、家事の負担をグーンと減らせます。

熱効率がいいため、高火力で調理できるのも大きな魅力です。チャーハンや野菜炒めも自宅でプロの味が楽しめます。たっぷりのお湯を素早く沸かすことも可能で、パスタもサッとゆであがります。一定の温度になったら自動的に保温できるのもうれしいポイント。温め直しの手間が省けます。二酸化炭素や水蒸気が発生しないので、室内の空気を清潔に保ちたい人にもおすすめです。

・床下収納

家の設計にもよりますが、主にキッチンや廊下に設置される埋め込み型の収納です。床下部分を使っているため、居住スペースに左右されることなく収納を作れるのが魅力です。洗濯機付近に作れば、洗剤や衛生用品の保管ができ、キッチンに収納すれば長期保存できる食材や災害時用のグッズをストックできます。廊下に設置すれば、普段使わないバーベキュー用品や季節用品を入れておけるので部屋や日常的に使用するクローゼットをすっきり保てます。

開けるときの蓋が重いため、小さな子どもが簡単に開けることもありません。貴重品や危険なものの収納にもぴったりです。収納スペースをできるだけたくさん作りたい家庭に向いています。

・複層ガラス・二重窓

複層ガラスとはガラスとガラスの間に空気の層を挟んだ構造の窓ガラスです。この空気層が断熱の役割をし、暑さ寒さの影響を受けにくくします。二重窓は窓の内側にもうひとつ窓をつける設備で断熱性に加え、防音姓を高めるために設置します。

両方とも断熱効果にすぐれているため、冷暖房が効きやすくなります。すぐに実感はないかもしれませんが、長期的にみると光熱費の削減につながります。防音効果もあるため、小さな子どもがいる家庭や音楽を楽しみたい方に向いています。近くに高速道路や線路のある場所に家を建てる場合は生活音のストレスを軽減させることでしょう。できるだけ静かに快適に暮らしたい人は検討してみてください。

・人感センサー付き照明

人感センサー付き照明は人が動いたのを感知して、自動的に点灯する照明です。両手がふさがっていても点灯するため、玄関の外に設置すれば、遅い時間に帰宅しても手元が見えるようになるため玄関前で慌てることがなくなります。人を感知するとパッと光るので防犯対策としても有効です。

ウォークインクローゼットのような小部屋に設置すると電気のつけっぱなしを防げますので節電につながります。廊下や階段に取り付ければ、夜トイレにいくときに役立ちます。ただし、器具の価格が高いため、予算が限られている場合はどこにつけるかよく考えて設置してください。

・ナノバブル発生装置・ビューティアクア

ビューティアクアは家にあるすべての蛇口からナノバブルを発生させる装置です。装置といっても手のひらにすっぽりはまるほどコンパクトなもので水道管の根元に設置します。ナノバブルは花粉や毛穴より微細な泡でマイナスの電荷を持つ特徴があり、プラスの電荷を持つ汚れに吸着して洗い流します。

花粉や服についた汚れ、メイクなど目に見えている部分だけをキレイにするだけでなく、水道管や洗濯槽、排水口など普段目にしない部分も清潔に保ちます。新築時にビューティアクアを設置して家庭内すべての水道水をナノバブル化することで、新居のきれいさを維持することができるのです。

ナノバブルを発生させるシャワーヘッドは手軽に使える反面、シャワーの水圧が下がってしまうデメリットがありますが、ビューティアクアは水圧を気にすることなく使用できます。ナノバブル発生装置は一度設置したらメンテナンスフリー、ランニングコストゼロで安定して使えるため、経済的、心理的な負担も減らせます。

公益社団法人・日本水道協会の認証登録済という信頼性から、住宅メーカー、タワーマンション、ビジネスホテル、歯科医院で採用されています。ナノバブル発生装置は一度設置したらメンテナンスフリー、ランニングコストゼロで経済的、心理的な負担も減らせます。

シャワー、湯船、洗濯、食器洗いで使えるのはもちろんのこと、ペットのシャンプー、ガーデニングやアクアリウムにも大活躍。注文住宅の設備にはナノバブル発生装置・ビューティアクアがおすすめです。