日照時間が長くなるとともに強まる紫外線。そろそろシミ対策をしようと思ったものの、なにをしたらいいのか分からないと悩んでいませんか? それもそのはず、シミはどれも同じではなく日光性黒子、炎症後色素沈着、肝斑、そばかすの4種類あり、タイプによってケア方法が異なります。本記事ではシミの種類と原因、ケア方法を詳しく解説します。自分のシミのタイプを知って、スキンケアにお役立てくださいね。
▼シミの種類別・原因とケア方法を解説
1.日光性黒子(老人性色素斑)

日光性黒子は淡褐色から濃褐色の斑点で、数ミリから数センチの大きさがあります。通常は平らで、境界がはっきりしていることが特徴です。頬周りやこめかみ、手の甲、腕、肩周りなど紫外線が当たりやすい部分に発生しやすいシミです。30代以上から見られ、年齢とともに濃くなり、目立つようになります。
原因)
日光性黒子の主な原因は、長年にわたる紫外線の影響です。紫外線を浴びることで、皮膚のメラノサイトが活性化しメラニン色素が生成され、肌に蓄積されることでシミとしてあらわれます。そして、肌のターンオーバー(新陳代謝)が低下すると、メラニンが排出されにくくなるため、年齢関係なくシミが残りやすくなります。
ケア方法)
・紫外線対策
メイクしないときでも、日焼け止めは必ず塗るようにしてください。SPF値とPA値の目安は通勤通学、少し買い物に行くときはSPF10〜20、PA+〜PA++。2~3時間の外出、軽い運動をするときはSPF30〜40、PA++〜+++のものが適切です。
・UVカットの服を選ぶ
手の甲、腕、肩周りのシミ予防にはUVカット加工されたパーカーやアームカバーを着用して紫外線から直接肌を守りましょう。日差しが強いときはもちろんのこと、くもり空でも紫外線は降り注いでいるため、年間を通じて対策すると効果的です。
・サプリでサポート
シミの予防に役立つL-システインやビタミンC、ビタミンEを取り入れましょう。L-システインは、メラニンの生成を抑えるサポートをします。ビタミンCは紫外線から肌を守り、ビタミンEは酸化しにくい肌を作る働きがあります。
化粧品成分)
ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC誘導体
日光性黒子はとにかく紫外線に浴びないことがポイントです。こまめに日焼け止めを塗って対策しましょう。
2.炎症後色素沈着

切り傷やニキビ、虫刺されによる赤みが治った後にできるシミのことを「炎症後色素沈着」といいます。茶褐色や紫褐色で炎症を起こした部分と同じ形をしており、境界が比較的はっきりしています。顔、首、胸、背中、腕、足など、炎症が起こった部位にあらわれます。
原因)
特にニキビや傷、虫刺され、やけどなどが原因で発生します。なかでもニキビを潰した跡に紫外線が当たると色素沈着が生じやすいので注意が必要です。
通常、数ヶ月から1年以内に自然に薄くなりますが、色素沈着が濃いもしくは広範囲におよんでいる場合は、完全に消えないこともあります。洗顔やクレンジングをするときに力を入れてゴシゴシこすることで炎症が起き、色素沈着を引き起こす場合もあります。
対処法は切り傷やニキビができた場合は炎症した部分が紫外線に当たらないように気をつけることと、クレンジングのときに顔をゴシゴシ触らないようにすること。この2点に気をつけてくださいね。
ケア方法)
・ていねいな洗顔
洗顔料は低刺激のものを選びましょう。洗浄力の高いものやスクラブの入ったものを使うと肌に負担がかかります。熱いお湯も刺激になるため、約35〜38℃が適温です。ふわふわの泡で優しく洗うと肌に負担がかかりません。
・保湿ケア
洗顔後は乾燥しないようにすぐに保湿することがポイントです。化粧水を塗るときにコットンを使用すると摩擦になるので、ハンドプッシュしましょう。頬、おでこの順に塗り、その後細かい部分につけるようにすると上手に塗れますので、お試しください。
・メイク
色素沈着によるシミはメイクでカバーしましょう。イエローカラーの下地を選ぶと、色素沈着のくすみをカバーしやすくなります。通常、コンシーラーを選ぶときは自分の肌色に近い色か、少し暗めの色を使いますが、色素沈着にはベージュ系のコンシーラーが向いています。状態に合った色を使って目立ちにくいメイクがしやすくなります。
化粧品成分)
ヒアルロン酸、セラミド
ニキビや虫刺されは治るまで放置しましょうというのは色素沈着によってシミができてしまうという意味も込められています。傷跡ができやすい人は気をつけてくださいね。
3.肝斑(かんぱん)

肝斑は両頬に左右対称にできる薄茶色のシミで頬骨のあたりや額、口の周りに広がります。妊娠中やピルの服用時、更年期にさしかかった女性に多く見られ、全体的にくすんだ印象を与えます。
肝斑は日光性黒子と似ているため、見分けが難しいケースがありますが肝斑は輪郭がぼんやりしていてはっきりとした境界線がないという特徴があります。
原因)
妊娠や経口避妊薬の使用、更年期など、女性ホルモンのバランスが崩れることによってが発生します。また、肝斑を悪化させる要因として紫外線や摩擦、外的な刺激なども挙げられます。
ケア方法)
・ホルモンバランスを整える
肝斑を予防する方法は規則正しい生活をして、ホルモンバランスを整えることが大切です。散歩など適度な運動と充分な睡眠を確保してください。寝付きが悪いときは寝室にアロマを焚くなどしてストレスを溜め込まないようにしましょう。
・摩擦レス
肌に摩擦がかかるようなことを避けることが大切です。洗顔時には顔全体を泡で包むようにしながら洗ってください。
・紫外線対策
日光を浴びるとセロトニンの分泌が促されストレスを軽減し、ホルモンバランスを整えるというメリットがあります。しかし、過度な紫外線はシミの原因に。日焼け止めの使用はもちろんのこと、帽子や日傘も使うように心がけてください。
化粧品成分)
トラネキサム酸、ビタミンC、ハイドロキノン
肝斑の特徴は左右対称にできることです。日光性黒子との違いを見極めて、適切にアプローチしましょう。
4.そばかす(雀卵斑)

そばかすは、主に顔や上半身にあらわれる小さな茶色または淡褐色の斑点で、直径は通常1~4mm程度です。これらの斑点は平坦で、雀の卵の模様に似ていることから「雀卵斑」と呼ばれています。5、6歳から出来はじめて成長とともに増え、思春期に濃くなります。個人差がありますが、それ以降は薄くなっていく傾向にあります。
顔だけでなく、背中、胸元、肩、腕、手など、紫外線に当たりやすい場所にあらわれることがあり、春から夏にかけて濃くなり、秋から冬にかけて薄くなっていきます。
原因)
そばかすの原因の大部分は遺伝のため、完全に予防することは難しいとされています。
ケア方法)
・紫外線対策
日光に当たるとそばかすが濃くなるため日焼け止めは欠かせません。SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを使用すると同時に帽子やサングラスで物理的に防ぐことをおすすめします。
・スキンケア
肌に透明感を与える成分を含んだ化粧水やクリームを使用することで、そばかすの色を薄くすることが期待できます。手順に沿って使うようにしましょう。
・メイクをひと工夫
そばかすが気になるときは、ファンデーションの前にコンシーラーをプラスしましょう。範囲が広い場合はリキッドタイプを使い、部分的に隠したいときやカバー力を重視する場合はスティックタイプを使ってください。重ねづけが苦手な人はカバー力の強いクッションファンデーションが向いています。軽いタッチできれいになじみます。
化粧品成分)
トラネキサム酸、ビタミンC、ハイドロキノン
そばかすは遺伝だから仕方がないと諦めてしまいがちですが、メイクで印象を変えることは可能です。いつものメイクにプラスアルファしてみてください。
▼ナノバブル発生装置・ビューティアクアでかなえるシミ対策

もっと手軽にシミ対策をしたいと思ったら、ナノバブル水を使ってアプローチしましょう。おすすめのポイントをまとめましたのでご覧ください。
おすすめポイント① 毛穴汚れすっきり
ナノバブル水に含まれる微細な泡は、毛穴の奥に入り込み、皮脂や老廃物に吸着してすっきりさせる働きがあります。メイクだけでは落とせないものを取り除くことで、肌の透明感が向上し、明るい印象を与えます。
おすすめポイント② ターンオーバーを整える
ナノバブル水はマイナスの電荷を持ち、プラス電荷を持つ肌に密着する特性があります。この密着する働きによって肌がうるおい、紫外線による乾燥を防いで肌のターンオーバーを整え、古い角質(アカ)をはがしやすくします。
おすすめポイント③ スキンケアをサポート
スキンケアの土台作りにもナノバブルが有効です。ナノバブル水で洗顔すると肌表面が整い、不要な角質が落ちることで、角層が柔らかくなり、化粧水の成分がなじみやすい状態になります。
シミ対策は日常的なスキンケアと紫外線をいかに避けるかが基本です。シミの種類に応じた適切なケアを継続的に行うことで、シミを予防できます。日差しが強くなってきたと思ったら早めの対処を心がけて、印象的な肌を目指しましょう。